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秋の和歌①

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巻十・二二八三


我妹子に (わぎもこに)⇦逢坂山の枕詞らしい
逢坂山の  (あふさかやまの)
はだすすき
穂には咲き出ず (ほにはさきいでず)
恋ひわたるかも  (こひわたるかも)


<訳>
逢坂山のすすきなら
穂を咲かせず目立たないようにして
人目を避けて恋し続けるのでしょうか・・
【※逢坂山は、大津市大谷町の国道1号線沿いに「逢坂山関址」という碑があり、その辺らしい。
作者(不明)は、実際にその山に行ったわけではないけど、漢字に惹かれて(恋の歌だし?)用いたみたいです】




ススキは、秋の七草として、万葉人に大いに愛され、賞美されていた(らしい)


「はだすすき」っていうのは、表皮を被ったままの穂のままのススキのことらしく、

ススキのほわほわの穂が咲いていない状態 = 想いを表さないで恋し続ける心

として、うたっているようです。


お・・・・・おしゃれな表現だなぁ(^^;


これから一つ一つ和歌を理解していけば、自分自身の表現力があがりそうな予感がする・・・!!



世の中様々な娯楽があふれているけど、工夫すれば言葉だけでこんなに楽しく暇つぶし・・ではなくて
和歌を詠みあって楽しむことができるんだなぁ~。
昔の人はすごい。



すすき。薄。最近みないなぁ。
脱線しますが
ススキによく似たオギ、アシ(ヨシ)
ってものがあることを去年知り、
「人間は考える葦である」っていうけど、葦ってどんなんだ・・??
って調べました。
写真で見ると、その辺に生えている、ザ・雑草。
穂を出す前のススキにも似てる。

そしてオギ。これは、この和歌をきかっけに知ったのだけど・・
ふわふわ度がススキより劣っており、色も小麦色っぽい感じ。
ススキだと今まで思っていたやつは、オギだったんじゃないか!?
と軽くショックを受けています。




写真の変体仮名は、

わ支妹子

逢坂山の
者多須﹅支

本弥(弓なし)盤
咲き出春
こ日王多る
可も


秋の山道を歩いているような雰囲気の散らし書きの構成で、墨色の変化で立体感を出しています。

いつもお手本見ながら適当にすすすっと書いてしまうけど、
王⇒わ
って読めるんだ~と
新発見。(←今更・・・)

支⇒き  
耳⇒に
者⇒は  
可⇒か
多⇒た 

はよくあるからさすがに覚えてきました(^^
折れ曲がった紙に書いてしまったので、
今度は鳩居堂さんですすきっぽい色紙か和紙に書いてみたいと思います!